ご縁があり「貸し切り古民家ゲストハウス 熊のや」を営むオーナーの小栗さんと出会い、
『春休み こどもと一緒に どこ行こう? やさしいおやき作りと、春探しツアー』
という小さなワークショップイベントを開催しました。
貸し切り古民家ゲストハウス 熊のや
島田市にある旧金谷町と旧川根町の間ほどに位置する山々に囲まれた場所。
「熊のや」は建築士の小栗さんのセンスと手仕事が映える、古民家をリノベーションした、オシャレでくつろげるゲストハウスです。
築90年の木造住宅は、昔の佇まいも残しながら、年月を経た木の色合いや、レトロ柄のガラス戸など、あえて作ろうとしてもできない本物のアンティークが楽しめます。
キッチンは使いやすいレイアウト。
どこか北欧風で、オシャレ映画のセットのような佇まいです。
こんな素敵な場所をお借りして、初めてのワークショプを開催しました。
きっかけはこんな会話からでした。
子どもを連れて出かけるのって結構大変でしょ?
どこ行って、お昼はどこで食べてって。
誰かがそれを全部考えてくれて、アテンドしてくれたらどんなに楽か!
子どもをめいっぱい遊ばせて、夜はクタクタで早く寝てくれると。
それが親にも子にもベストな休日よね。
そう言った小栗さんに、私は首がもげそうなくらい頷きました!
子どものためはもちろん、親も満足するイベント。
おやきづくりを楽しんだあとは、外で思いっきり自然とふれあいながら遊ぶ。
大井川のすぐそばにある熊のやは、徒歩10分で雄大なテーマパークに行けるんです。
いいねいいね!と話は進み、参加者も集まり、いざ開催の運びとなりました。
親子でおやき作りワークショップ
当日は、このイベントを知ってくださった3名の方が、参加者とは別に見学に来てくださいました。
ちょうど自分の親世代くらいの方たちです。
みんなが揃った瞬間、ここは盆か正月の親戚の家か?と錯覚する光景でした。
畳が続く広い居間で、今日初めて会った友達とも仲良く駆け回る子どもたち。
お母さんたちは、普段の家事で料理がいかに大変かのあるあるトーク。
私の説明を熱心に聞いて、メモをしてくださる見学の女性。
お姑さんにお手並み拝見されているようで、緊張する私。
前日仕込んださまざまな具材を選んで、粘土遊びのようにおやきづくり楽しむ子どもたち。
赤ちゃんが自由に床を這いずって、かくれんぼ中の子どもが足元から顔をのぞかせる。
うん。なんだかわちゃわちゃしているけど楽しいぞ。
いろんな年代が一緒の空間にいると、やはりカオスなんです。
でも、どこか懐かしくて、鼻の奥がくすぐったくなるような嬉しさがありました。
そして、同じ空間で、一緒に食べる手作りおやき。
普段、ジャンクフードに手を出しがちな子どもたちも、自分で作った食べ物に勝るものはないはず。
パクパクと美味しそうにおやきを頬張ります。
胸いっぱい、お腹いっぱいになったあとは、大井川まで春探し散歩です。
子どもたちは虫かごとタモを持って、私は手作りおやつ、小栗さんはアウトドアお茶セットを抱え、いざ出発です!
大自然を満喫!雄大な大井川とふれあう!
私はこのイベントに、自分の娘を連れていきました。
普段、娘にyoutubeなどを見せては、その間に自分の仕事や家事をやっていることが多いんです。
勝手に娘をインドア派と決めつけていたことを、申し訳なく思いました。
タモを持って、蝶を追いかけまわす娘。
大きな石がゴロゴロある不安定な急斜面も、軽々と降りていく。
小さな友達に目を配りながら、手を引いてあげる優しさや、友達と競争して悔しがって泣く姿。
ただ、自然はそこにあるだけなのに、子どもはいろんな表情になって、いろんな感情が湧いて出てきます。
大井川をこんなに近くで見たのはウン十年ぶりでした。
雄大さと、エメラルドグリーンの川面はまさに感動です。
こんな絶景の中、外で味わうお茶は格別!
こんな贅沢な時間と空間は、他にありません。
イベントも終わりに近づき、娘は「帰りたくない」と泣き出してしまいました。
なんだか胸が熱くなる瞬間でした。
豊かな自然。おいしい空気。おいしい食べもの。世代を越えたふれあい。
子どもも大人もみんなが笑顔になれるイベントが、これからたくさんできたらいいなと思います。
古民家一棟貸しの宿「熊のや」
〒428-0001 静岡県島田市高熊127−1
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